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NARRATIVES
BY INTERMEDIATORS

「リーダー不要論」と「対話」の大切さ ~ユース・アンバサダーを通しての変化と発見~

執筆者の写真: インターミディエイター事務局インターミディエイター事務局
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「インターミディエイター・プログラム」では、2024年、「ユース・アンバサダー・プログラム」を実施しました。


インターミディエイターに関心のある学生たちが、「インターミディエイター講座2024」のアーカイブ動画を視聴し、内容をめぐって、みんなでダイアログしてきました。


インターミディエイターの学びを、学生たちがどんな感性で受けとめるのか。お互いにどのようにCo-learningして、成長してきたのか。ユース・アンバサダー自らがコラムを寄稿します。


今回は、ユース・アンバサダーである、デザインを学ぶ大学生の竹原小陽さんが、全プログラムを終えての感想をレポートします。


 


こんにちは、インターミディエイター・ユース・アンバサダーの竹原小陽です。


竹原小陽 (c) Koharu takehara

大学ではデザインを専攻しています。日々、人が楽しく心地よく共生していくためには何が必要か学んでいます。


これまで、ユース・アンバサダーの活動を通して感じたことは、「物事を多角的に見ることの大切さ」です。

今までに、インターミディエイターに求められる5つのマインドセットを学びました。中には理解するのが難しいものや、自分の経験に当てはまるような身近なマインドセットなど、それぞれについて感じ方は様々でした。でも、どのマインドセットについての講義もダイアログも、たくさんの学びがありました。


中でも印象に残ったのは「リーダー・フォロワー論」です。「リーダー・フォロワー論」には限界があるというお話でした。これは、今までのダイアログのなかでも、人生観を変えたマインドセットになりました。

小学校のころから、リーダーシップがあり、皆を引っ張ることが素晴らしいことだと教えられてきました。私自身も話を進めたり、まとめたりすることは得意なほうだったので、そんな自分に誇りを持っていました。そんな中で「リーダー・フォロワー論」についてのダイアログを行い、驚きであり、ショックであり、またこれは自分を変えることができるチャンスだとも思いました。

リーダーを神格化して頼ることがデフォルトとなってしまっているフォロワー。リーダーであることを自覚し、責任を感じることでフォロワーの可能性をつぶしてしまうリーダー。

今まで生きてきた中で気づきもしなかった、考えたこともなかった視点だったからこそ、とても印象に残りました。


一つ一つのダイアログで、小さな気づき、人生観を変えるような大きな気づきがあり、とても意味のある時間を過ごせたと思います。


11月10日に開催された「インターミディエイター・フォーラム」では、普段オンラインでダイアログしているユース・アンバサダーのメンバーと実際に対面することができました。また、フォーラム当日は、全国各地から約50名の方が出席し、活気のある会になりました。

まだ大学生の私にとって、様々な職種の大人の方々とダイアログし、意見交換をする場面はなかなかないため、とても貴重な経験になったと思います。特に、グループワークでは年齢、性別、職業などが違う方々と対話でき、楽しかったです。ユニークなアイディアや、私は持っていなかった視点などを交換・共有できたことは、フォーラムの中でも大きな産物で、自身の成長にも繋がるいい機会でした。


今回、フォーラムに参加して改めて感じたことは「対話の大切さ」です。ただ一方に自身の意見を語るのではなく、かといって相手の意見をただ聞くのでもなく、意見を交換し合いながら尊重し合い、問答を繰り返しながら答えを出すことが、いかに大変で、いかに大切だったのか。これを、オンラインではなく、実際に対面でのダイアログを通じて感じました。これからも「対話」を心掛けながら過ごしていきたいです。



インターミディエイター・フォーラムでコメントする竹原小陽さん
「インターミディエイター・フォーラム2025」にユース・アンバサダーとして参加した竹原さん。

文/イラスト:竹原小陽

編集:松原朋子





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