開催レポート:「インターミディエイター・フォーラム2025」
- インターミディエイター事務局
- 17 時間前
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「インターミディエイター・フォーラム2025」が、2025年11月9日(日)九段会館テラス(東京千代田区)で開催されました。第9回目を迎える今回のフォーラムでは、有資格のインターミディエイターをはじめ、その活動に関心を寄せる人々が、日本各地から会場とオンラインで参加。企業、NPO、社会福祉法人、起業家、学生など、約50名が集まりました。さまざまな課題や問題意識を持ち寄り、世代や業種を越えた対話と学びの場となりました。
本レポートでは、1日を写真で振り返ります。

オープニング:
まずは星野晃一郎さん(株式会社ダンクソフト 代表取締役)の挨拶でフォーラムの幕開けです。「Worlding(ワールディング)」とは世界を拓くこと、そこを担うのがインターミディエイターの役割であると、口火を切りました。


Driving Innovations with Intermediators
インターミディエイターによる 5つの革新的な取り組み
今回のメイン・パートでは、5人の有資格インターミディエイターが登壇し、実践的な取り組みを紹介します。発表を起点に、参加者との対話を重ねながら、インターミディエイターの活動について理解を広げていきます。

登壇者のお一人目は、濱上隆道さん(富士通株式会社)。地域の支店への異動とコロナパンデミックが重なったことを契機に、神山まるごと高専担当に就任。学生をエンパワリングしながら、視点交換を駆使してエンパシー能力を発揮。学生とともに、複数の地域課題の解決を新たなプロジェクトとして立ち上げ、活動を進めてきました。その歩みを丁寧な語り口で紹介します。


発表を受けて、参加者からも感想や質問が飛び交います。多様な視点やそれぞれの疑問を共有しあい、対話を通じて、インターミディエイターの活動への理解が深まっていきます。
続いて、北川雄史さんは新しく導入したスタッフをエンパワリングするための評価制度について、伊藤優さんは組織内対話の重要性について、澤口泰丞さんは社内文化醸成のため実施した未来の物語プロジェクトをめぐるエンゲイジメント向上について、発表が行われました。発表は成功事例に限らず、課題や悩みを抱えながらも、インターミディエイターとしてどのように対話を試みてきたのかが、言葉を尽くして語られます。
参加者は自身の関心や経験を重ね合わせながら静かに耳を傾け、質疑応答が重ねられるにつれ、会場ではより踏み込んだ質問が交わされていきました。




このセッションのラストを飾ったのは、今津新之助さん(株式会社ぼくみん, 代表取締役)による「三分法思考」をテーマとしたケース発表でした。
白か黒かの「二分法」ではなく、「三分法思考」を用いることの実プロジェクトにおける意義を発表しました。「AとBのあいだのC、あるいは新機軸のC」という新たな視点を生み出すことで、行き詰まりから新たな突破口を見いだしてきたイノベーティブなプロジェクトの実例が語られました。

5人の発表と質疑応答を受けて、さらに小さなグループに分かれて、お互いの考えを共有していきます。

VisionTalk: 虚構の境目、いくつもの結び目
フォーラムの最後を締めくくったのは、設樂剛先生による「Vision Talk」です。私たちは日々、様々な「挑発」を受ける状況が想定されます。「挑発」とは何か、「挑発」を受けた際に、インターミディエイターとして、「挑発」から「創造的対話」をどう生み出していくのか。大切なビジョンが共有されました。


レクチャーが終わると、各自で振り返りと展望を検討。今日1日のフォーラムを通じて学んだことを次に行動に移すのか、「Next Action(次の展開)」を言葉として書き記します。

本編終了後の「Symposion(シンポジオン:対話と懇親の場)」では、フォーラムでの学びを語りあいながら、参加者同士で思う存分に交流します。
和やかな雰囲気の中で、フォーラムを振り返り、学んだ新しい言葉や感想を共有したり、人と人をつないだり、お互いの活動を紹介しあったりしていきます。年に1度、リアルに会える機会は、話題がつきません。

次回は、2026年5月~6月に開催する「インターミディエイター講座2026」でお目にかかります。どうぞご参加下さい。

◆「インターミディエイター・フォーラム2025」概要
2025. 11. 9(日)13:15:18:30
九段会館テラス・リモート
13:00 開場
13:15 オープニング ◦ご挨拶 星野 晃一郎|株式会社ダンクソフト, 代表取締役◦ワールド・モデルとその実践
13:45 - 16:00
Driving Innovations with Intermediators インターミディエイターによる 5つの革新的な取り組み
テーマ1:Empathy(共感・視点交換)
濱上 隆道 | trailblazer
富士通株式会社, CEO室 DX Division, シニア・マネジャー
テーマ2:Empowering(ひとづくり)
北川 雄史 | prime mover
社会福祉法人 いぶき福祉会, 業務執行理事 テーマ3:Dialogue(対話の文化)
伊藤 優 | caregiver
オフィス・アペゼ, 代表
テーマ4:Narrative(未来志向の物語り)
澤口 泰丞 | igniter
株式会社ダンクソフト, 開発チーム, マネジャー
テーマ5:Trichotomy(3分法思考)
今津 新之助 | opener
株式会社ぼくみん, 代表取締役
Crosstalk :登壇者および全体対話 —会場・リモートを交えて—
進行とコメント 鈴木悠平 | 株式会社 閒 + 松原朋子 | 事務局
polyphonizers (candidate)
16:20 - 17:10 VisionTalk:虚構の境目、いくつもの結び目 設樂 剛 ( Intermediator Forum Initiator )
17:15 - 17:25 Next Action
17:25 - 17:30 Closing Remarks as Intermezzo( まとめ )
17:45 - 18:30 Symposion( 対話と懇親の場 )
写真・文:後藤由加里
編集:松原朋子







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