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インターミディエイター育成プログラム 2018

「インターミディエイター講座 事前説明会」

開催レポート

参加者は日本各地から

 2018年4月20日、「インターミディエイター講座 事前説明会」を開催しました。金曜日の夜にもかかわらず、「インターミディエイター」という新しい役割にご関心をお寄せいただいた、たくさんの方にご参加いただきました。この日、会場となったダンクソフト日本橋オフィスと徳島スマートオフィスに加え、萩はGallery JIBITA(萩焼ギャラリー)から、北は秋田県由利本荘市、そして移動中の電車内からや、最南端は沖縄より、オンライン会議システムを使って日本各地から遠隔参加いただきました。

 18:30。オンラインで参加する方々との動作確認も無事終わり、ダンクソフト取締役 板林淳哉氏の司会により、セッションが始まります。板林氏は2016年のインターミディエイター講座に参加しています。日本各地でのサテライトオフィス開設や働き方改革の新規事業を展開する中で、デジタルを駆使したインターミディエイター的存在として活動しています。

「インターミディエイター」との出会い、そして展望

 続いて、2018年プログラムをホストするダンクソフト星野社長、コスモピア田子社長からご挨拶をいただきました。

星野 晃一郎氏

株式会社ダンクソフト 

代表取締役C.E.O. デジタルアーキテクト

 ダンクソフトは、おそらく4年ぐらい前に「インターミディエイター」という考え方に出会いました。今日はこの日本橋オフィスと徳島スマートオフィスともつないでいますが、特に震災以降、東京が停電になったり、原発のことがあったりしたため、代替地を求めて、徳島で2-3ヶ月のサテライトオフィス実証実験をすることになりました。

 それをきかっけに、もともと東京のこの辺だけでビジネスしていた会社が、徳島だけでなく、いろいろな地域に新しい働き方や地域創生というテーマで関わりが生まれてきました。山口県萩市や高知や、近いところだと宇都宮や伊勢崎など、地域との関わりが増えていく中で、地域に我々がいくことによって、東京の人間なのですが、地域の方々と何らかのケミストリーがおこる気がしていました。それは何なのかというところと、このインターミディエイターという考え方が本当にぴったりあいました。

 後ほどお話があるかも知れませんが、リーダーシップを取る人たちは、世の中で目立っています。でもそうではなく、「あいだ」に入る人たちの動きや能力そのものが社会を変える時代になっているのだということを、私自身が体感しています。是非この機会に、インターミディエイターの考え方を知っていただき、できれば、インターミディエイターになっていただいて、それは継続していかなければ意味がないことなのですが、ともに学んでいく仲間になっていただけたらと思っています。今日はお越し頂きありがとうございます。

インターミディエイター・フォーラム2017に参加し、グループをインターミディエイションする板林氏

田子みどり 氏

株式会社コスモピア 代表取締役

 

 

 今日はようこそいらっしゃいました。私がこの「インターミディエイター講座」に出会ったのは、まさに星野さんからのご縁で、3年ぐらい前でしょうか。ダンクソフトさんがスタッフへの人材育成の機会を持たれているのですが、飯能の河原でパエリアを炊きながら研修するという機会がありまして、そこにコスモピアさんもどうぞと誘って頂いて、みんなで参加しました。そこに設樂先生がいらっしゃっていて、お話を聞いたのが始まりでした。それから毎年のように、お話を伺う機会を得ています。

 ダンクソフトさんもコスモピアも、今年で会社をつくってから35年が経ちます。つくったときにはそれなりに世の中では新しい会社だったのですが、35年経って同じことばかりをやってきますとそれほど新しくはなくなってしまいます。ニーズはあるので仕事は回りますが、ずっと先を考えたときに、会社も私も社員も、どちらを向いていけばいいのかという思いを、特に震災以降感じていました。

 この「インターミディエイター」に出会い、これは突破口になるな、と。自分たちが目指してきたものの、延長線の先の方にこれがあるのだということに、たいへん感銘を受けました。

 この度、東京の限られた方たちだけが受けるのではなく、裾野を広げていくことが社会の問題解決・価値創造のきっかけになっていくのではないかということで、微力ながらダンクソフトと設樂剛事務所とご一緒に進めてまいります。今回の機会に、ぜひみなさんにはこの空気をご一緒に感じて頂けたらと思っております。

Co-learningの場

インターミディエイター育成プログラム2018

 ここから、「インターミディエイター講座」と「インターミディエイター育成プログラム2018」のご説明に入ります。ご案内は、設樂剛事務所の松原が担当しました。

・インターミディエイターとは何か?

・なぜ今インターミディエイターの存在が注目されるのか?

(主にこちらに掲載しています https://www.intermedediator.jp/about

・インターミディエイター 「5つのマインドセット」の概要

・インターミディエイターという新しい役割が不可欠になっている背景

・これから求められるビジネスの考え方とインターミディエイターの役割

  (こちらは講座にご参加いただいた方へ、改めて詳細をお話しいたします)

 ひとしきりご案内がおわると、日本各地から参加された皆様とのダイアログ・タイムです。

 日頃からデジタルを駆使し、離れたパートナーやお客様との連携事業が多い板林氏だけあり、遠隔でもまるで隣にいるかのようなファシリテーションが腕を鳴らします。みなさまから様々なご質問・ご感想を頂きました。

 

 

Q & A

「インターミディエイター」について

Q. リーダーの性質とは何が違うのでしょうか。

A.  イノベーションを起こすうえで、リーダーの存在が弊害になることがある。むしろ、そうではなく、あいだを結びそこから展開する存在に注目しているのが、「インターミディエイター」です。インターミディエイターが併せ持つ「5つのマインドセット」(日頃の心と頭の使い方)をご参照ください。

https://www.intermediator.jp/5mindsets

Q. 「インターミディエイター」という言葉は、日本で新しくつくられたものですか。

A.  英語でintermediatorというと不動産などの仲介業をさしました。しかし、新たに、「あいだを結び、そこから新しい動きを展開する人びと」という定義を持たせ、いままでにない未来社会に不可欠な役割として提示しています。仲介業・触媒は、あいだにはいっても両側を変えることはありません。「インターミディエイター」は、あいだに入ることで両側が変わる、という大きな違いがあります。

Q. インターミディエイターは、どのような理論的背景から出てきたのですか。

A. リレーションシップ・マーケティング、ソーシャル・マーケティングをさらに展開し、より未来社会にむけてサステナブルかつ有効なものとして精緻化した「第3カーブ・マーケティング」の考え方を背景にしています。

「インターミディエイター講座」について

Q.  遠隔地からオンラインで参加することは可能でしょうか。

A.  ご要望があれば検討いたします。ただ、本プログラムは、対話を重視するプログラムのため、会場で参加頂くことがひとつの醍醐味であり、エクササイズになりますことをお伝えしておきます。

Q. 講座に参加する前に事前学習ができるような、読んでおくことができるようなものはありますか。

A. 事前学習をご希望の方にはお渡しするようにいたします。ただ、講座当日に、なにも事前学習なしでお越し頂いても、全く問題ございません。


 

「サーティファイド・プログラム」について

Q. どのような点を評価するのですか。

A. インターミディエイター評価委員会が、提出頂いたケースを通じて、5つのマインドセットを中心的な指標として判断します。例えば、ご参加者に欠けている要素があった場合でも、オンラインでのやりとりを通じて、それらを補ったり今後の課題を明らかにしたりするなど、学びの機会をご用意します。また、倫理観などについても講座でお話いたしますので、そうしたことも含め、総合的に判断することになります。

Q. 参加しても落ちてしまい、サーティファイド(有資格者)になれないこともあるのでしょうか。

A. 落とすためのプログラムというより、質の高いインターミディエイターになって頂くためのプロセスとお考えください。最初からパーフェクトなインターミディエイターがいるわけではなく、継続して共に学びあえるCo-learningのプロセスをご用意していきます。

Q. サーティフィケーションがあるということは、レベルが高い上級インターミディエイターということでしょうか。

A. 「インターミディエイター」という名称を何らか活用して活動されたい、ビジネスをされたいという用途をお考えの方は、ご参加頂くプログラムとなります。上か下かということを決めるためのものではございません。ただ、ご参加頂くこと自体が学びのプロセスになりますため、ご自身の学びを深めて頂くことは可能です。

「インターミディエイター育成プログラム」について

Q. プログラム自体の今後の展望があれば聞かせてください。

A.  それぞれの分野で信頼され、ご活躍されるインターミディエイターの方々へ、学びと創発の機会をご提供することで、さらにご活躍され、ビジネスやご活動の幅をひろげて成果・効果を生みだしていただきたいと考えております。そのため、資格ビジネスのように大量のインターミディエイターを育成しようとは考えておりません。むしろ、インターミディエイターにご関心をお寄せ頂き、継続して学びあえる方々と共に、よりよい成果・効果を創出できることを願っています。

Q.  参加条件はありますか。

A.  インターミディエイター育成プログラムへの参加規約を事前にお読みください。

 皆様の積極的なご参加により、様々な意見や感想をお聞かせ頂くことができました。ありがとうございました。頂いたお考えは、運営に反映させて参りたいと考えております。これをきっかけに、今後とも、ご一緒にぜひ、よりよいプログラムづくりができれば幸いです。

★「インターミディエイター育成プログラム2019」について、詳細のご案内はこちらです

 https://www.intermediator.jp/program2019

★ご質問等は、どうぞこちらからお気軽にお寄せください。

田子みどりのポジティブ・シンキング(ブログ)

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  2018説明会を開催

 →インターミディエイター講座(2016/9/30)

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